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千樹寺

千樹寺
千樹寺
千樹寺

豊郷町の中山道沿いに永源寺派の寺「千樹寺」があります。奈良時代に、行基が創建したもので四十九院の一つでした。やはり戦国になると織田信長の兵火にあいこの寺も焼失しました。しかし、本能寺の変で信長亡きすぐ後近江商人となった藤野喜兵衛の先祖、太郎右ェ門が寄金して再建したのです。この落慶法要で時の住職が境内に人形をたくさん並べお経に音頭の節をつけて唱い、しかも手ふり、足ふり拍子をそろえて踊りだしました。見物人も面白くなって踊りだし、ついに夜のふけるのも知らず踊りあかしたといいます。これが今の「江州音頭」の始まりでした。 現在では、夏祭りに江州音頭総踊りとして、地域の人々に受け継がれており、またこの盆踊りに「絵日傘」や「扇」を持って踊る祭文踊りが無形文化財として保存・継承されています。

  • 住所:豊郷町下枝111
  • 駐車場:なし
  • アクセス:近江鉄道豊郷駅から徒歩20分